- 保育士ってやっぱり黒髪じゃなきゃダメ?
- もっとオシャレしたいんだけど染めてもいい?
実際問題、「絶対に黒髪じゃないとダメ」って保育園もありますし、染めても許されるのはせいぜい「明るすぎない茶髪」程度ですよね。
でも私は「髪の色なんて何でもいい」と思っています。
ただ、染めることによるリスクもあるので、積極的に推奨しているわけではないです。
ということで、今回は髪色が何色でもいい理由と、注意点も一応お話しします。
保育士の髪は何色に染めてもいいと思う理由
髪色と保育は関係ない
保育がちゃんとできていれば、髪色なんて何でもいいですよね。
超優秀なベテラン保育士が、ある日突然ピンクの髪で出勤してきたら、即クビにするんですかって話で。
まぁ職務規定違反でそれに従わなければ処分もやむを得ませんけど、保育現場としてはとてつもなく痛手。
別に危ないわけでもないんだし、何色でも構わないと思います。
目印になる
とにかく目立つので、ちょうどいい目印になります。
どこにいてもすぐに見つけられますし、公園で大人も子どももたくさんいるときなんか便利ですよね。
特に今なんてマスクをしていて顔が半分隠れている状態ですから、髪色で見分けられると実は助かったりします。
多様性に触れる
・ツーブロックは禁止
・ポニーテールは禁止
・下着は白
こういったブラック校則に代表されるように、「こうであるべき」「みんなと同じ」っていうのが日本のスタンダードですよね。
髪型の規制とか制服の着用義務とか、海外だと「Why!?」ですから。
そんな日本において、子どものうちから多様性に触れることはとても大事なことなんじゃないでしょうか。
「世の中にはいろんな人がいるんだ」「違ってもいいんだ」ってことを、身近な存在である保育士が、一番分かりやすく視覚的に伝えていけるのであれば、奇抜な色に染めることはむしろプラスです。
髪を染めることの注意点
見た目で判断される
なんだかんだ言って、まず人は見た目で判断します。
そして「なんだその髪の色は!けしからん!」と目の敵にするような、許容性の低い人種も存在します。
そうしたときに、不当な扱いを受けることがあるかもしれず、それが子どもたちへの危害につながるようなことがあると、やはり注意は必要かなと。
ただ、それは髪の色が悪いわけではなく、それを許容しない社会が悪いんだと思いますけどね。
不利になる
先程の話とつながりますが、何か問題が起こったとき、不利になりやすいです。
黒髪は真面目、金髪は不良、みたいなイメージが未だに根強いですから、髪を染めているだけで疑われやすい。
しかもそれが冤罪だったとしても、「そんな髪にしてるから疑われるんだ、自業自得だ」とか言われたりして。
こういう理不尽に屈せず、戦っていきたいですね。
髪色が自由な保育園もある
髪色が比較的自由な保育園もあります。さすがにピンクはいなかったと思いますけど。
実際、いま私がいる保育園を運営する社会福祉法人も、保育士の評価を髪色や髪型で左右しないところなので、金髪が2~3人いました(男性保育士)。
現在は少し色のトーンを落としたようですが、当時は「ホストかよ!」って感じでしたよ。
求人にハッキリ「髪色髪型自由」と書いているところは少ないと思いますが、割と寛容な保育園もあるので探してみてください。
まとめ
- 保育ができていれば何色でもいい
- 目印になる
- 多様性を育む
- 見た目で判断されて不利になる
- 髪色自由な保育園もある
現状ではせいぜい茶髪くらいしか認められないと思いますが、中には髪色自由な保育園も存在しますので、探してみてください。
今後、時代に合わせて日本でも多様性が認められ、個性を尊重できるようになっていけばいいなと思います。