いろいろ

保育士がGoToトラベルを使って旅行するためにやるべきこと【休めない】

保育士にとって、GoToトラベルキャンペーンは嫌がらせでしかないですよね。旅行なんてできるわけないんですから。

・お金がない!
・休みを取れない!
・コロナに感染したら叩かれる!

税金を使った一大事業の恩恵を受けられず、少ない給料から税金を納め続ける日々。やってられませんよ。

でも本当は旅行したい!休園もせず、ずーっと三密で頑張ってきたんだ!

「GoToトラベルなんか使えねーんだよ!旅行させてくれよ!」ということを社会へ向けて叫びましょう。

そして、どうやったら少しでもGoToの恩恵を受けられるようになるのかを考えましょう。

保育士がGoToで旅行できない理由

旅行かばん

お金がない

まずお金がありませんよね。手取り13万とか15万とか毎月ギリギリで、貯金もできないし。

「だからキャンペーンで割り引いてやってるじゃねーか」って?

まあ確かに、1泊2日で2万円の旅行なら、割引とクーポンで1万円くらい戻ってくるので、移動や買い物を極力控えれば、なんとかなるかもしれませんけどね。

とにかくお金に余裕がないので、無理に旅行しようなんて気持ちは起こりません。

休みがない

仮にお金があったとしても、休みがありません。有休?取れません。ギリギリの人数で回してますから。

「土日とかお盆休みに行けばいいじゃねーか」って?

まあ確かに、子どもの人数が少ない時期なら、大人も減らせます。でも土曜も保育ありますよ?会議も多いですよ?日曜は持ち帰って仕事してますよ?

加えて、土日やお盆は旅行代金が高いですよね。休みを取りにくい人は、お金を取られやすい仕組み。

とにかく休みを取れないので、無理に旅行しようなんて気持ちは起こりません。

感染したら叩かれる

最大の理由がコレ。保育士がコロナに感染すると、すごい叩かれますよね。

「保育士が感染!」と騒がれて、保育園名はもちろん、自宅や通勤経路、同居人の有無まで公表され、まるで犯罪者のような扱いに。

こんな状態の中、もし「GoTo使って遊びに行ったらコロナに感染した」なんてことになったら、「非常識だ」「自覚が無い」など、好き放題言われて袋叩きですよ。

一般職の人は遊びに行ってもいいけど、保育士はダメなんでしょうか?医療・福祉・教育に携わる人は、自粛しなければいけないのでしょうか?

いくら国から「旅行しろ」と言われても、無理に旅行しようなんて気持ちは起こりません。

保育士がGoToするための方法

飛行機と雲

国に処遇改善を求める

「給料をもっと増やせ!保育士も増やせ!休みを取りやすくしろ!」ということを、根気強く訴えていくこと。まずこれが必要です。

「下々の者は行かなくていい。お金のある人がお金を使ってくれればいいんだ。」

という声が国会から聞こえてきそうですが、そんなことを許さないためにも、保育士の処遇改善を求めていきましょう。

保育士の社会的地位向上

これでGoToできるかは微妙ですが、とにかく保育士叩きをやめさせることですね。

なぜ保育士だからってこんなに叩かれなきゃいけないんでしょうか。

  • お金もない
  • 休みもない
  • 旅行もできない

本当に保育士いなくなっちゃいますよ。

処遇改善と同時に、保育士が社会的に認められるよう、訴えていく必要があります。

いい保育園で働く

処遇改善や社会的地位向上などは、なかなか難しく、すぐには実現しません。となると、いい保育園で働くことが、最も現実的な手段となります。

地域にもよりますが、手取り20万円で休みも取りやすい保育園は、たくさんあります。また、たとえ保育士が感染したとしても、責めるようなことしません(当然ですが)。

収入もしっかりあって、休みも取れて、保育士を大切にしてくれる。こんな保育園ならGoToトラベルできますよね。

働き方を変える

短時間パートなどで働けば、時間の融通も利きますし、休みも優先的に確保させてもらえます(パートに冷たい保育園は辞めましょう!)。

ただし、収入が落ちて金銭面では苦しくなるので、そこは良きパートナーに頼るのも有効な手段だと思います。

また、派遣であれば、直接雇用のパートより遥かに時給が高いため、お金が心配な方は派遣も視野に検討してください。

まとめ

旅行する女性

コロナが拡大する中で、強引に始まった『GoToトラベルキャンペーン』。

お金も休みもない保育士は、 せいぜい『1泊2日・2万円の旅行で1万円の割引。』土日やお盆しか休めないと、さらにお金がかかるし混雑するし。

対して、お金もあって休みも取りやすい人は、『4泊5日・16万円の旅行で8万円』も戻ってくるんですよ。結局そういう人たちに有利な仕組みか…とため息が出てしまいます。

私たちにできることは、「もっとお金と休みをもらえるようにしろー!」「保育士をいじめるなー!」と叫びつつ、改善されるまでの間は、できるだけ条件のいい保育園で働くことですね。

ABOUT ME
ほいはぴ@中堅保育士
中堅保育士。ブラック保育園からホワイト保育園に移り、収入も働き方も安定。保育士が少しでも幸せな働き方をできるよう願っています。