「保育士を辞めたい…」
「でも直接は言いづらい…」
株式会社や企業立の場合、「退職届を提出して」というところもあるかもしれません。
しかし、多くの場合は口頭で伝えたり、次年度の意向調査に書いたりするので、実際に退職届を提出することは少ないと思います。
とはいえ、直接は言いづらかったりしますよね。
また、辞める理由やタイミングによっては、証拠として文書を残しておいた方が有利なこともあります。
そこで、この記事では、保育士向けに『退職届の書き方&出し方』を解説します。
特に難しいことはありませんが、必要な物や、手渡しできない場合の郵送方法など、参考にしてください 。
【保育士向け】退職届の書き方と出し方
退職届を出すまでの流れ
大まかな流れは、以下の通りです。
- 封筒のオモテに『退職届』と書く
- 封筒のウラ(左下)に自分の名前を書く
- 退職届の本文を書く
- 自分の名前の下に印鑑を押す
- 封筒に入れる
- 渡す(郵送する)
退職届を出すために必要なもの
- 白い封筒
- 白い便箋
- 黒ボールペン(熱で消えるのはダメ)
- 印鑑(一応ちゃんとしたもの)
「辞めるときまでこんな面倒なことしなきゃいけないの?」と思いますが、なんとか耐えてください(100均でOK!)。
印鑑は、一応ちゃんとしたものにしましょう。 シャチハタ(スタンプでポンってするやつ)は正式な文書として認められない可能性があります 。
退職届けの書き方と宛名
まず封筒のオモテ面は、真ん中あたりに『退職届』と書けばOK。
ウラ面には、左下に自分の名前を書きます。
退職届の本文は、画像の通りに書けば大丈夫です。
- 退職届
- 私議(わたくしごとで恐縮ですが)
- 辞めます
- 辞める日
- 提出日
- 自分の名前と押印
- 園名と園長名、法人名など
理事長や社長の名前は、必要だと思ったら書く程度でいいと思います。
最後に封筒へ入れてノリで留め、手渡しor郵送します。
ちなみに、『退職願(ねがい)』だと却下される可能性があります(あくまでお願いなので)。
『退職届(とどけ)』を出して、「この日までに辞めます」という意思を、しっかりと示してください。
退職届は誰にどうやって渡す?
退職届は園長へ
完成した退職届は、園長へ渡した方が無難です。
一般的な会社では、直属の上司である部長などになりますが、保育園の場合は園長で問題ありません。
主任に渡してもいいのですが、意思表示として弱いですし、「無くした」とか「園長に渡していない」と言われたら困ってしまいます。
保育園によっては、「主任に提出」というところもあるかもしれません。
退職届を手渡しする場合
もし手渡しできそうなら、退職届を直接提出します。
「ちょっと話をしよう」と別室に促されるかもしれませんが、説得が長くなりそうなら、「もう決めたので」とキッパリ伝えましょう。
退職届を郵送する場合
こんなときは郵送がおすすめです。
- 渡しづらい
- 会いたくない
- 受け取ってもらえない
特に、『受け取ってもらえない』『渡した日付をハッキリさせておきたい』というような場合は、『特定記録郵便』にすると確実です。
郵便局の窓口へ行って、「特定記録で」とお願いしましょう。
それでも「届いていない」と言い張るような園長なら『簡易書留』に。配達した記録も残ります 。※運賃+320円(重さによる)
まとめ:退職届を出して確実に辞めよう
- 封筒と便箋を買う
- 退職届を書く
- 手渡しor郵送する
保育現場では退職届が必要とされることは少ないと思います(特に社会福祉法人)。
しかし『退職届』を書くことで形として残り、証拠にもなるので、書いた方がいい場合もあります。
退職を申し出ると、ほぼ引き留められることになりますが、そこは強い意志を持って退職を貫きましょう。
説得されて退職を撤回した場合の多くは、「やっぱり辞めておけばよかった」と後悔することになりますからね。